「南アルプス特集」(リニアなし)山と渓谷2019年8月号

山と渓谷から仕事をいただいて、「南アルプス特集」に山麓の芸能と小渋川の登山コースについて記事を作った。

ちょうど同じ時期に、大井川源流が、リニアの工事で変貌した現地を取材したので、記事を書かせてくれと言ったが、「もう記事ができているから」という理由で実現しなかった。

渓谷探検家の成瀬陽一さんは、「小河内沢の秘密にしていたルートを出したのに、リニアで減水が心配と書いたら削られた」と憤慨していた。リニアの情報統制は登山雑誌にも及んでいるようだ。

何にびびってるんだかわかりませんが、困難を目指す登山家の同人誌だと思えばダサい、商業誌だと思えば当たり前、とかいろいろ考えたけど、もらった仕事をやっただけなので内実は知りません。ただ、知り合いのジャーナリストは、「山で食わせてもらってるんだろ。リニアのリの字もなくて、宗像さんが書いてても買う気はしなかった」と言ってました。