家庭裁判所に行くと洗脳される

2カ月間山小屋でバイトしていたので、その間支援のほうは遠ざかっていた。それでも回数を減らした「会いたい親子のホットライン」は先月混雑していて、今日も相談があった。

子どもと引き離された方は、家裁に行くと常識が通じない、と思っておかしいと思って電話してくる人が多い。だけど、家裁ではそうしないと子どもに会えない人質取引を職員も弁護士もかかわる人みんなが当たり前のようにしているので、結局、相手の感情を刺激しないように、とその対応を疑問に思わなくなる人もいる。だから妻子の住所がわからなくなっていれば普通は捜索願なのに、家庭裁判所では家庭問題情報センター(FPIC)という、裁判所職員の再就職先にお金を支払って子どもに「会わせてもらう」のが正しい対応と思って、「これしかないんでしょうか」と聞いてくる。

「それって誘拐ですから、海外だったら彼らは犯罪組織で、仮面ライダーで言ったらショッカーみたいなもんですよ。こっちも変身してもいいんですけど(多少盛ってます)」としゃべると、「やっぱり変ですよね。洗脳されていました」と言っていた。

何も片親疎外は子どもだけの問題ではない。親も自分が疎外されるのがあたりまえの環境にいると自分が親であることを否定してもいいと、自分で自分を疎外するようになるのだ。気を付けましょう。

「南アルプス特集」(リニアなし)山と渓谷2019年8月号

山と渓谷から仕事をいただいて、「南アルプス特集」に山麓の芸能と小渋川の登山コースについて記事を作った。

ちょうど同じ時期に、大井川源流が、リニアの工事で変貌した現地を取材したので、記事を書かせてくれと言ったが、「もう記事ができているから」という理由で実現しなかった。

渓谷探検家の成瀬陽一さんは、「小河内沢の秘密にしていたルートを出したのに、リニアで減水が心配と書いたら削られた」と憤慨していた。リニアの情報統制は登山雑誌にも及んでいるようだ。

何にびびってるんだかわかりませんが、困難を目指す登山家の同人誌だと思えばダサい、商業誌だと思えば当たり前、とかいろいろ考えたけど、もらった仕事をやっただけなので内実は知りません。ただ、知り合いのジャーナリストは、「山で食わせてもらってるんだろ。リニアのリの字もなくて、宗像さんが書いてても買う気はしなかった」と言ってました。

Fielderに「美しい国のAgent Orange」掲載

発売中のアウトドア誌Fielderに、10ページほど記事を書きました。かつて国有林野を舞台に、ベトナム戦争顔負けの枯葉作戦が行なわれ、ダイオキシン入りの薬剤が全国50個所に埋設されているというレポートです。