子育ては別れたあとも 改訂版・子どもに会いたい親のためのハンドブック 30冊限定販売

2018年に、宗像と共同親権運動ネットワーク著で、社会評論社から発刊しました。子どもに会いたい親のための、現在も唯一のハウツー本です。

その後、再刊は未定で、新古書で購入するか、図書館で読むしか方法がありません。著者のもとに、著者分として30冊の新品残部があるので、1冊、1800円(送料込み)で先着順でお譲りします。

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ニホンオオカミ生存情報追う 長野・大鹿村の宗像さん

近藤幸夫 2021年3月20日 11時00分

写真・図版

アウトドア雑誌でニホンオオカミの連載を続けている宗像充さん=2020年3月30日午後3時33分、長野県大鹿村、近藤幸夫撮影

 長野県大鹿村在住のフリーライター宗像(むなかた)充さん(45)が、絶滅したとされるニホンオオカミの生存を検証する連載をアウトドア雑誌で続けている。研究成果をまとめた著書を出版した後も九州などから生存をうかがわせる情報が絶えず、現場に赴いて確認した成果を伝える狙いだ。

 昨春始まった連載は「絶滅野生動物生息記―ニホンオオカミ編」。隔月発行の「Fielder(フィールダー)」(笠倉出版社)に掲載されている。宗像さんは「生存を立証するまで続けたい」と意気込む。

 ニホンオオカミは1905(明治38)年、奈良県東吉野村での捕獲例を最後に絶滅したとされる。その毛皮(仮剝製〈はくせい〉)は現在、英国のロンドン自然史博物館に保管されている。国内では国立科学博物館、東京大、和歌山大に3体の剝製が残るのみ。環境省は絶滅種に指定しているが、現在も「目撃した」「遠ぼえを聞いた」などとの情報は寄せられ続けている。

 宗像さんは大分県出身。一橋大山岳部OBで、登山を通じて野生動物に興味を持った。「ニホンオオカミは生きている」と訴える人に出会い、「本当に絶滅したのだろうか」との疑問を持つようになった。故郷近くの大分・宮崎県境の山で目撃例が多く、2000年にはニホンオオカミによく似たイヌ科の動物も撮影されていた。

 ニホンオオカミを追い続ける人々や膨大な資料を調べ、14年から月刊誌で連載。成果を「ニホンオオカミは消えたか?」(旬報社)にまとめた。

 その後も「オオカミを飼っていた」「毛皮が役所に保存されている」などの有力な情報が絶えなかった。一昨年の夏には、宮崎県の民間の男性研究者から「昭和37、38年ごろ、地元の猟師が謎の動物を捕獲した」との情報が寄せられた。

 長野県の情報も。1957(昭和32)年4月8日の信濃毎日新聞夕刊に「北アに『ホンドオオカミ』? 猟師らが“姿を見た” 大町山岳博物館が調査へ」という記事があると伝え聞いた。「調査があったかどうか確認できなかった」(同博物館)が、宗像さんは「一つ一つ検証すれば、どこかで生存がわかる情報に接するはず」とくじけない。

 宗像さんによると、生存説へのロマンをかきたてるのは、江戸時代に来日したシーボルトの影響が大きいという。「日本にはオオカミとヤマイヌの2種類の動物がいる」とし、オランダ・ライデンの自然史博物館に頭骨や毛皮を送った。これをもとに作られた剝製が、動物を特定する基準となる「タイプ標本」とされ、ニホンオオカミの正確な姿や生態が特定しづらくなったという。

 国内の3体の剝製も大きさが異なる。最後の捕獲例から116年。生きている姿の写真もないため、実態がつかみにくい。

 宗像さんもタイプ標本によく似たイヌ科の動物を目撃している。かつては南信地方にもニホンオオカミは多く生息していたようで、「連載を通じて様々な情報を検証したい」と話している。情報提供は、宗像さん(0265・39・2067)ヘ。(近藤幸夫)

話してみよう「共同親権」in 札幌

  • 家族法についての民法改正の国の議論が始まっています。

注目は、今、話題の「共同親権」。

親の関係がどんなでも、子どもが両親から愛情を得ることができる仕組みです。他の国では、子育ての時間を親どうしが分担し合い、男女平等な子育て、男女平等な職場や働き方が模索されています。片や日本、海外から「離婚で子どもが拉致されている」と批判されています。

すでに、「二人の親に一つの親権」(単独親権)で、子育てに関与できなくなった親たちが、国を訴える訴訟を起こしています。

結婚で姓を変える女性の割合は96%。離婚で裁判所が女性を親権者にする割合は93%。家庭や結婚は、「男らしさ」「女らしさ」を一人ひとりに押し付けています。単独親権制度のおかげで男性は養育費を支払おうとはしません。「ひとり子育て」が押し付けられる中、ひとり親の貧困や、孤立した家庭での虐待が生じます。「押し付け」はもうたくさん。国会では、共同親権をめぐって毎日のように活発な討論が行われています。

家族のあり方、このままでいいのでしょうか。いっしょに話しましょう。

4 月 17 日(土)開始10:00~12:00

場所   カナモトホール第4会議室(札幌市中央区北1条西1丁目)

◇お話

嘉田 由紀子 さん(参議院議員・元滋賀県知事)*リモート参加

「日本の子育て改革と家族のこれから」

プロフィール 知事在任中に公共事業の見直しによる財政再建をはかり同時に教育・子育て・地域振興に力をつくす。法務委員会で共同親権について何度も質問、発言。

宗像 充 さん(ライター、共同親権訴訟原告)「民法改正、どこがポイント?」

プロフィール 平等な親の権利を求めて共同親権運動を2009年にスタート。単独親権の撤廃を求めて2019年に共同親権訴訟を提訴。著書に『引き離されたぼくと子どもたち』『子どもに会いたい親のためのハンドブック』ほか

・離婚に伴い子どもと会えなくなった当事者   *来場者とともに意見交換します。

◇参加費 500円(予約不要、直接会場にお越しください)

主催 コトオヤネットさっぽろ、共同親権運動・国家賠償請求訴訟を進める会

問い合わせ TEL0265-39-2116  メールkyodoshinken.kokubai@gmail.com

★街でも「共同親権」しゃべっちゃえ! 街頭宣伝★

4月17日(土)12:30~ @大通り三丁目駅前通り

共同親権 「男女平等な子育て」って何だ?

第3回口頭弁論、国の回答拒否に裁判所突き返し

 3月18日に行われた、共同親権訴訟(養育権訴訟)第3回口頭弁論では、国側は、他の様々な論点で共同親権への反論(原告の主張では必ずしもない)を行ったものの、第2回口頭弁論で原告側が行った求釈明に対しては事実上の0回答だった。

第3回口頭弁論、国の回答拒否に裁判所突き返し

 この裁判では、親権の調整規定も民法上なく、婚姻外では単独親権となることによって、単独養育が強制されることの違法性を問うている。もとより共同親権が望ましいものであるなら、それを婚姻中にとどめる理由が本来ないので、国側に説明を求めたものだ。

 原告側弁護団が国側の不誠実を指摘すると、休廷になり異例にも15分も3裁判官の協議がなされた。その後裁判官たちは、原告に再度質問の事情説明をするよう求め、それへの国側の回答を待っての弁論期日を設定することになった。原告側の質問は裁判所側もその重要性を認識しているようだ。

 国側は単独親権制度の合理性について「親権制度の意義」ではなく「婚姻制度の意義」という言葉を選んでいる。素直に解釈すれば、婚姻制度を維持するために単独親権制度が必要ということになる。でもそうなら、単独親権制度は子どもの利益のためのものという国の説明は苦しい。

 この前日、同じく家族法についての国賠訴訟の同性婚訴訟で、札幌地裁、武部知子裁判長は「同性愛者間の婚姻を認めないのは差別にあたり、憲法14条に違反する」と判断した(立法不作為は認めなかった)。国側は「婚姻制度は、子を産み育てるための共同生活を送る関係に法的保護を与えるのが目的」として、同性婚を認めなくても憲法14条に違反しないと反論したという(読売新聞2021.3/17)。これは子を産み育てたければ異性間で結婚しろ、という規範を人々に強制するものであっても、それで直接的な子どもに利益になるという説明は難しい。もとより子どものいない夫婦もある。

次回の口頭弁論は、6月17日13時半、東京地裁806号法廷にて。

共同親権と男女平等

 多く離婚や別居で子どもと引き離された別居親たちは、単独親権制度の不公正にしか目が行かない。しかし、多くの人にとって離婚率が3分の1になったところで、少数派の問題には変わらない。しかも、シングルマザーと別居親が対立していれば、社会的弱者の定義で言えば女性が強いので、男性の多い別居親は受けが悪い。だから女性を前面に立てるというのも、ジェンダーバイアスに訴える手法とも言える(子を産んだ母が引き離されるなんて、と男性の引き離しは軽視される)。

 そんなとき、そもそも婚姻中共同親権って言うけど、実際そうだったわけ、と問いかけると、当事者の幅がグンと広がるということにぼくたちは気がついた。当日配ったチラシに、皆さんの家庭は、「父親は外で遅くまで仕事、母親はワンオペで家事育児、じゃなかったですか。イクメンが褒められても、何となくPTAに出るのは母親、保育園の送り迎えは父親、とかなってませんか」と書いた。これを共同親権と呼ぶのはいかがなものかと自分でも思う。

実際、「結婚するとき、女性が男性の姓に合わせる割合は96%。離婚するとき、裁判所で女性が親権者になる割合は93%」。つまり、結婚とは、「女性が男性に従って子どもを育てること」になる。「親権を男が取れないのは育児を担わないから」という男性批判は、つまりこの単独親権制度の現状を肯定したいミサンドリーということになる。「タガメ女」も「カエル男」も実のところ、この構造を浮かび上がらせて批判するツールにほかならない。

「共同養育支援」の欺瞞―選択的共同親権反対

 もとより、男女平等の日本国憲法に合わせて戦前の家父長制を修正する形で部分的に導入されたのが共同親権制度だ。つまり共同親権は男女平等と子どもの福祉に叶うという前提がある。だとすると「子育ての男女平等」を考えるツールが、共同親権ということになる。

 当時の学者も為政者も、性役割はあっても親権獲得の機会が男女平等だから単独親権が残ってもおかしいと思わなかった。だけど、イクメンが褒められるのを批判する人間が、単独親権は男女平等というのはやっぱりおかしい。別にぼくたちは性役割に基づいた、月に1回程度の面会交流を言い換えただけの共同養育支援を求めてない(求めているのは引き離して金を得る面会交流支援者や弁護士)。均等かそれに近い養育時間(つまり「共同監護」)の配分が、男女平等に叶うと言っているだけだ。個人が生きやすい世の中も次世代に残せる。

子どものための親権制度と言っている人たちが、もとより選択的共同親権「ならいい」というのも意味不明。親権は子どもへの責任なら原則共同親権(選択的単独親権)にならないのはどうしてだ。話し合えないなら単独親権がいいというなら、「なんとなく」の役割分担で話し合わない夫婦のほうが、「婚姻制度の意義」は達成されて子どもは幸せか。

民法国賠訴訟での共通項=共同親権の不在

 先行する共同親権訴訟で、東京地裁は、 2月17日 、「親である父又は母による子の養育は,子にとってはもちろん,親にとっても,子に対する単なる養育義務の反射的な効果ではなく,独自の意義を有すものということができ,そのような意味で,子が親から養育を受け,又はこれをすることについてそれぞれ人格的な利益を有すということができる。」と明示した(ものの親権が憲法13条による幸福追求権であることは否定した)。

 名前や性的指向が否定されることも親子関係が損なわれることと同様、自分が否定されたような感覚になることは想像できる。この間、選択的夫婦別姓や同性婚の実現についての国賠訴訟では、その不利益として「共同親権をもてないこと」というのが、判で押したようにある。だったら、婚姻外の関係にも共同親権の適用を求める、ぼくたちの訴訟は彼らにとってもいっそう重要だ。

(2021.3.21 宗像 充)

共同親権について考えてみよう!

3月27日(土) 13:30開場・受付 14:00開始~17:30

場所草津市立市民交流プラザ 中会議室(滋賀県草津市野路1丁目15-5 フェリエ南草津5F)参加費無料予約不要です。

子どもさんの参加も可能ですが託児はありません。各自で見守って下さい。公共の会場のためコロナ対策は行われていますが、各自で管理して下さい。

★★★★★ お話してくれる人 ★★★★★

宗像 充 ライター「子どもに会いたい親のためのハンドブック」著者「民法を変えて共同親権にしよう」

古賀 礼子 弁護士「単独親権の共同養育じゃ何が足りないか」

鎌田 次郎 関西福祉科学大学名誉教授 日本臨床発達心理士会 大阪・和歌山支部長「親子分離による 子どもの心理 親の心理」

嘉田 由紀子 参議院議員元滋賀県知事「家族とは 親子とは」 

パネルトークもあるよ!

今年の1月上川法務大臣は家族法の見直しについて法制審議会への諮問を表明し、動き始めました。現在、日本は、子どもの両親が婚姻関係になければ、どちらか一方のみしか親権を持てない単独親権の国です。子どもを養育することとなった親を「ひとり親」と呼ばれたりしますが、本来子どもには「ふたり親」です。結婚、離婚、子育て・・・共同親権に変わるとどうなるの? 共同親権について考えてみよう!

主催:日本家族再生センター滋賀支部

問い合わせ 080-9120-2288

協賛:共同親権運動・国家賠償請求訴訟を進める会

De-Fi

Fielder 別冊の1号です。「権力に翻弄されない大人のライフスタイル集」とあるね。

美しい国のAgent Orangeが紹介されました。

「そうだったのか! リニア新幹線」池上彰が言わない夢の超特急の真相

スライド上映 夢のリニア 建設現場の真相

「そうだったのか! リニア新幹線」池上彰が言わない夢の超特急

2021年 2月12日(金)18:00~19:30(入場無料)
場所 入新井集会室 小集会室(大田区大森北一丁目10番14号)
JR京浜東北線大森駅下車東口徒歩3分
スライド上映&トーク  宗像 充(ライター、大鹿の十年先を変える会)

2027年の開業を目指し、「夢のリニア」として建設が進められてきたリニア中央新幹線計画。
ここにきて、静岡県工区の工事が進まず、
建設主体のJR東海は2027年開業をあきらめました。
2019年の台風19号、そして2020年の豪雨災害により、長野県内でもアクセス道路が寸断し、
残土置き場計画は各地で地元住民と摩擦を起こしています。
工事が先行してきた、大鹿村、山梨県早川町、そして沿線の現状はどうなっているのでしょう。

工事現場の大鹿村でリニア建設をウォッチし続け、
2020年にリニア沿線全線を人力(自転車と徒歩)でトレースしたジャーナリストがレポートします。

主催 リニアを考える登山者の会・大鹿の十年先を変える会 TEL 0265-39-2067

市民集会★共同親権 男女平等な子育てって何だ?

今年1月、法務大臣は家族法の見直しについて法制審議会への諮問を表明しました。
共同親権は、親が別々に暮らしていても、
子どもが両親から愛情を受け続けるための制度的な担保です。
先進国では日本のみになった単独親権制度では
「子どものことで夫婦がもめたら子どもは女が見る」ことになります。
今の結婚、子育て、そして家族のあり方はなんだかとても息苦しい
……単独親権から共同親権に変わるといったい何が起きるのか?
いっしょに話しましょう。

2 月 23 日(火)14:00開場14:30開始~17:00
内容
■パネルトーク「共同親権―男女平等な子育てって何だ?」
・松村 直人(子育て改革のための共同親権プロジェクト発起人)
・きむら かほり(茅野市議会議員)
・小畑 ちさほ(共同親権訴訟原告)
 司会 宗像 充(ライター、『子どもに会いたい親のためのハンドブック著者』)
■報告 長野県内の共同親権陳情・請願提出状況、ほか

参加費 500円(予約不要です)
場所   諏訪市駅前交流テラス「すわっちゃお」会議室4・5

JR上諏訪駅東口(霧ケ峰口)出て向かいの建物
主催 子育て改革のための共同親権プロジェクト・長野
協賛  共同親権運動・国家賠償請求訴訟を進める会

問い合わせ 0265-39-2116(進める会)

問題は、共同養育の資質じゃなくて、単独養育の押しつけ

最近の「共同養育」の主張は「単独監護+面会交流」?

 共同養育支援法の議論のころから、「共同親権よりも共同養育が大事」と言った主張が見られるようになって、あたかも共同親権と共同養育が対立しているかのように語られることがある。現在「共同養育」という言葉を使うときには、双方の親が養育にかかわっていること、というあいまいな定義で用いられることが少なくない。これだと1か月に1度2時間の面会交流でも「共同養育」になる。

 養育を「子育て」という意味で用いるなら、一概に否定できないので難しい。ただし、月に1度2時間が「子育て」と呼べるかという疑問はある。棚瀬一代さんなんかは、「別れた後の共同子育て」という言葉を用いて、法的な概念に人的な関係という情緒的な意味を用いていたのだと思う。

子どもの権利条約9条には、「父母の一方又は双方から分離されている児童が定期的に父母のいずれとも人的な関係及び直接の接触を維持する権利を尊重する。」という規定があり、「直接の接触」という以外に「人的な関係」という言葉が権利とされている。ややこしいので、従来の法的な概念の「監護」をここで用いてみる。「監護」は身の回りの世話という程度の味も素っ気もない概念だとされてきた。

 ところで、共同親権・共同監護という言葉を用いた場合、父母が養育時間をほぼ同等に分担することを指していたはずだ。年100日以上の面会交流は「単独監護と面会交流権」と通常は呼び、これが不満でアメリカでは共同監護を求める運動と立法が広がっていった。

 だから「共同養育支援法案」が年100日程度の面会交流を想定していたとすると、そもそも「看板に偽りあり」疑惑が濃厚だ。それすらも基準としてなく、月1回程度の時間を想定していたとすると、そもそもそんな法律作っても実効性ない。そういった点についてまったく説明なく、法案を部外秘にして作ろうとしたのがこの法案の失敗の根本要因だ。

共同監護は均等な養育の分担が基本

以前、北九州大の濱野健さんが、「各国の共同養育(shared parenting)に対する割合」を調べてくれたことがあり、それを見ると、イギリスは50/50(2011)、スウェーデン50/50(2009)、オーストラリアは「均等ではなくとも、十分な時間」とされて、35~65%と幅広い(2009)。アメリカの場合、「共同親権、2つの居住地、養育時間の分担などにより定義され」、完全に半々になっているのはまれで、30/70などとなっていることがあるという。

以前の青木聡氏の話では、アメリカでは最近は、年間100日以上という場合、隔週の3泊4日と平日の食事、それに長期休暇中の滞在が養育プランとして標準的という。それとは別に交代居住のような均等な養育時間かそれに近い割合での養育を「共同養育(監護)」と呼ぶという説明をしていたと思う。実質的な平等か、十分な時間か、というのは常に父親の権利運動、フェミニズムの双方の運動の争点であっただろう。

 しかし、いずれにしても、均等な割合かそれに近い時間で養育を分け合えば、居所も含めて親どうしであらかじめ権限の所在(共同か単独か)や決定方法を決めておかなければうまくいきそうにない。だから、「共同親権より共同養育が大事」という説明や、単独親権前提に共同養育支援法を議論することには、現状の性役割に基づいた単独養育の温存を狙う(意図的にせよそうでないにせよ)意図を感じてしまう。

問題は「ひとり子育て」の強制

 以前、週刊金曜日が、「問題のある別居親のための法律は必要ない」と親子断絶防止法(共同養育支援法)の反対キャンペーンを行っていた。最近も「共同養育できる親の資質」という記事が作られていたりする。

こういった記事の問題点は、「問題がある」とか「資質」とかが問われるのが別居親限定なところだ。共同養育が均等な養育のことであれば、同居親の側も「問題がある」とか「資質」とかが問われないとならないはずだ。「問題のあるシングルマザーのための養育費履行確保の法律は必要ない」とかいう記事を書いたら、雑誌は載せてくれるかな。

 立法活動をしている親を見て、法律によって相手に面会をさせようとする主張に、自分の問題に向き合えていないと嫌悪感を持つ人はいる。だけどこれは、法律によって相手に養育費を払わせようとする主張と同列で、何も別居親だけが問題ではない。

しかし、均等な養育の分担(実質平等)が目標とされるならば、問題はどちらかの「資質」に問題があることだけでなく、むしろ互いの関係になるだろう。したがってそれが可能な仕組みと関係構築の支援がその場合求められる。単にFPICに金を出せば「共同養育支援」ができるという単純な話ではない。

 そして、問題は、FPICに金を出せば「共同養育支援」になるという発想を疑問に思わせない法の仕組みで、それは単独養育を強制する単独親権制度にほかならない。「共同子育てができる共同親権」と以前は言っていたけど、むしろ「単独監護しか許さない単独親権」が、片親疎外や「ひとり親」の貧困の最大の要因だ。そのための単独親権制度の廃止は「言葉が強い」どころか、ごくごく当たり前の主張になる。(2021.1.26)

夢のリニア 建設現場の真相

スライド上映会 夢のリニア  建設現場の真相

まだ反対しているの?×まだできると思っているの?

2021年 2月6日(土)15:00~16:50(入場無料)

場所 諏訪市駅前交流テラスすわっチャオ第4会議室( JR上諏訪駅前)

スライド上映&トーク  宗像 充(ライター、大鹿の十年先を変える会)

2027年の開業を目指し、「夢のリニア」として建設が進められてきたリニア中央新幹線計画。

ここにきて、静岡県工区の工事が進まず、建設主体のJR東海は2027年開業をあきらめました。

2019年の台風19号、そして2020年の豪雨災害により、長野県内でもアクセス道路が寸断し、残土置き場計画は各地で地元住民と摩擦を起こしています。

工事が先行してきた、大鹿村、山梨県早川町、そして沿線の現状はどうなっているのでしょう。

本当にリニア新幹線はできるのでしょうか。
私たちの暮らしに影響はあるのでしょうか。
そして何のために作るのでしょう。

工事現場の大鹿村でリニア建設をウォッチし続け、2020年にリニア沿線全線を人力(自転車と徒歩)でトレースしたジャーナリストがレポートします。

主催 リニア新幹線を考える登山者の会 
TEL 0265-39-2067

コロナ対策のため予約をお願いします。定員12名 (予約先: 080-5142-1618 13時以降 小畑)